内部テーブルまたはアドオンテーブルのデータの削除に使用する。
[[内部テーブル>ABAP/内部テーブル]]または[[アドオンテーブル>SAPのオブジェクト/アドオンテーブル]]のデータの削除に使用する。
* 概要 [#j4d77dd6]
** 用法 [#m1e61e8f]
不要な行データの削除に使用する。
内部テーブル・アドオンテーブルの双方に共通するのは、条件に合致する行を一括で削除した方が良いことで、プログラムのトレースやパフォーマンスの観点から個別に削除するよりも優れる。
[[内部テーブル>ABAP/内部テーブル]]・[[アドオンテーブル>SAPのオブジェクト/アドオンテーブル]]の双方に共通するのは、条件に合致する行を一括で削除した方が良いことで、プログラムのトレースやパフォーマンスの観点から個別に削除するよりも優れる。
なお、あるべき論で言えば必要なデータを必要なだけ過不足のなく抽出すればよいのだが、あまり抽出条件がややこしくなると[[SELECT>ABAP/SELECT]]などSQL命令のパフォーマンスが悪化してしまう。
そのため、テーブルからは「荒め」な条件でデータを抽出し、抽出後の処理で読み飛ばしたり、この命令で削除したりというのも実践的なコーディングなのかと思う。
** サンプル [#p8e30ede]
*** 内部テーブル [#o56d4e18]
DELETE L_IT_ORDER
WHERE VTWEG <> P_VTWEG
AND MATKL = P_MATKL.
*** アドオンテーブル [#oced293c]
DELETE FROM ZZLINEITEM
WHERE VTWEG <> P_VTWEG
AND MATKL = P_MATKL.
データベーステーブルに対して行う場合は、DELETE命令の後に[[COMMIT>ABAP/COMMIT WORK]]または[[ROLLBACK>ABAP/ROLLBACK WORK]]命令を発行する必要があり、これを忘れると後続の[[MESSAGE>ABAP/MESSAGE]]文などにより意図しない結果となる可能性がある。
データベーステーブルに対して行う場合は、DELETE命令の後に[[COMMIT>ABAP/COMMIT WORK]]または[[ROLLBACK>ABAP/ROLLBACK WORK]]命令を発行する必要があり、これを意識しておかないと後続の[[MESSAGE>ABAP/MESSAGE]]文などにより意図しない結果となる可能性がある。
* その他 [#lb3435f1]
LOOP内で内部テーブルの行を削除する場合は特に注意が必要で、対象となる内部テーブルのINDEXを把握しておく必要があり、これを考慮しないとショートダンプが発生する場合もある。
[[LOOP>ABAP/LOOP]]内で内部テーブルの行を削除する場合は特に注意が必要で、対象となる内部テーブルのINDEXを把握しておく必要があり、これを考慮しないとショートダンプが発生する場合もある。
まぁ、そもそもLOOPに回しているテーブルを削除するのはあまり良いロジックではないのだが。
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